認知症に良い食べ物小松菜で簡単レシピ

認知症は、脳の機能の低下によって引き起こされ、記憶力や判断力、集中力などの認知能力が徐々に低下します。

予防には生活習慣病の見直しが良いとされており、食事改善もお勧めです。

食べ物は私たちの身体にさまざまな影響を与えます。

脳の健康に良い食べ物を取り事で、認知機能の低下を抑制することができます。

前回に引き続き、今回は小松菜について解説していきます。

気軽に使えるものでぜひ、脳の若返りをサポートしていきましょう。

認知症予防に小松菜が良いのはなぜ?

小松菜は、日本の伝統的な野菜であり、栄養価が高いことで知られています。

ほうれん草よりもえぐみが少なく、日本料理やサラダなどに広く使用され、さまざまな料理にアクセントを加えることができます。

また、小松菜は、滋養強壮健康増進にも効果的な食材として重宝されてる野菜です。

小松菜の特徴と栄養価

小松菜は、多くのビタミンミネラルを含んだ野菜です。

小松菜には、ビタミンAビタミンCカルシウム食物繊維が豊富に含まれています。

更に小松菜に含まれる葉酸は、アルツハイマーの予防に良いとされており、注目されています。

これらの栄養素は、身体全体の健康をサポートするだけでなく、認知症予防にも役立つとされています。

小松菜の認知症予防における重要性

小松菜には、認知症予防において重要な役割を果たす成分が含まれています。

以下に、小松菜の認知症予防に与える影響について詳しく説明します。

小松菜の抗酸化作用

小松菜には、抗酸化作用のあるビタミンCβ-カロテンが豊富に含まれています。

これらの成分は、細胞を酸化ストレスから保護し、老化や神経細胞の損傷を防ぐ効果があります。

そのため、小松菜の摂取は認知症予防に役立つとされています。

小松菜の心血管への影響

小松菜には、心血管の健康をサポートする成分が含まれています。

カリウムや食物繊維は、血圧やコレステロールのコントロールに役立ち、心血管疾患などに役立つでしょう。

心臓と脳の健康は密接な関係があり、小松菜の摂取は認知症予防にもプラスの影響を与えます。

小松菜と脳の関係

小松菜には、脳の健康をサポートする成分が含まれています。

小松菜に含まれる、ビタミンKや葉酸は、記憶力認知機能を強化に役立ちます。

また、小松菜には、抗酸化作用があり、脳の神経細胞を守る働きも期待できるでしょう。

認知症予防に良い小松菜のおすすめレシピは?

小松菜と言えばおひたしにして食べる方が多いのではないでしょうか?

ですが、小松菜は様々なお料理に使う事が可能です。

簡単にできるレシピを3つご紹介します。

小松菜と卵の炒め物

材料:

  • 1束の小松菜(約200g)
  • 2個の卵
  • 1つの小さな玉ねぎ(みじん切り)
  • 1片のにんにく(みじん切り、オプション)
  • 小さじ1のしょうゆ
  • 小さじ1/2の砂糖(オプション)
  • 塩と胡椒(お好みで)
  • サラダ油またはごま油(調理用)

手順:

  1. 小松菜をよく洗い、根元の硬い部分を切り落とします。小松菜を食べやすい大きさに切ります。
  2. フライパンにサラダ油またはごま油を熱し、玉ねぎ(とにんにく、必要なら)を炒めます。玉ねぎが透明になるまで炒めます。
  3. 刻んだ小松菜を加え、しんなりするまで炒めます。必要に応じて砂糖やしょうゆ、塩、胡椒で味付けします。砂糖は甘みを出すために使いますが、お好みで省略することもできます。
  4. 卵をボウルに割り入れ、よく混ぜます。
  5. フライパンの中に卵を注ぎ、小松菜と絡めながら炒めます。卵が熟すまで炒め続け、ふんわりと仕上げます。
  6. お皿に盛り付けて提供します。

この小松菜と卵の炒め物は、高齢者にとって栄養価が高く、相性がいい組み合わせ。

調味料や味付けは高齢者の好みに合わせて調整してください。

小松菜とシイタケのバター炒め

材料:

  • 1束の小松菜
  • 150gのしいたけ(スライス)
  • 2大さじのバター
  • 2片のにんにく(みじん切り)
  • 塩と胡椒(お好みで調整)

手順:

  1. 小松菜をよく洗い、硬い部分を切り落とします。小松菜を食べやすい大きさに切ります。
  2. フライパンにバターを中火で溶かし、にんにくを加えて香りが立つまで炒めます(約1分)。
  3. シイタケをフライパンに加え、炒めます。シイタケがしんなりし、水分を放出して煮詰まるまで炒め続けます(約5分)。
  4. 小松菜を加え、しんなりするまで炒めます。小松菜がしんなりしてきたら、塩と胡椒で味を調えます。
  5. 火を止め、器に盛り付けて提供します。

この小松菜とシイタケのバター炒めは、バターの風味とシイタケの旨みが小松菜と絶妙に組み合わさった美味しい一品です。

高齢者にとっても食べやすく、栄養豊富な食事としておすすめです。

小松菜のおかゆ

材料:

  • 1/2カップのお米
  • 2カップの水または鶏がらスープ
  • 1束の小松菜(刻んで)
  • 1つの卵
  • 塩と胡椒(お好みで)

手順:

  1. お米をよく洗い、水またはスープで煮ます。おかゆのように柔らかく煮るために、適切な水分を調整します。
  2. 小松菜を加え、お米が煮えるまで煮続けます。小松菜がしなびる前に加えることをお勧めします。
  3. 卵を割り入れ、かき混ぜて煮ます。おかゆがクリーミーになるまで続けます。
  4. 塩と胡椒で味を調え、温かいうちに提供します。

食欲がわかない、一度にたくさん食べることが難しい、嚥下が困難な方には、柔らかく煮込んだ料理がおススメです。

卵を入れることでおかゆがクリーミーになり、食べやすくなります。

小松菜とフルーツのグリーンスムージー

材料:

  • 1/2カップの小松菜(茎を取り除き、葉を使う)
  • 1つのバナナ
  • 1/2カップの冷凍マンゴーまたはパイナップルチャンク
  • 1/2カップのギリシャヨーグルト(またはアーモンドミルク、豆乳などの代替品)
  • 1/2カップの水または氷
  • 1大さじのはちみつ(オプション、甘みが必要な場合)
  • 好みに応じてチアシード、亜麻仁、またはプロテインパウダー(オプション)

手順:

  1. 小松菜を洗い、茎を取り除いて葉を使います。
  2. ブレンダーに小松菜、バナナ、冷凍マンゴーまたはパイナップル、ギリシャヨーグルト、水または氷を入れます。
  3. はちみつを加える場合、加えてからブレンドします。また、チアシード、亜麻仁、またはプロテインパウダーを加える場合も、ブレンド前に加えます。
  4. ブレンダーでスムージーになるまでしっかりと混ぜます。必要に応じて水や氷を追加して、好みの厚みに調整します。
  5. グラスに注ぎ、すぐに召し上がりください。

この小松菜とフルーツのグリーンスムージーは、栄養満点で爽やかな味わいが楽しめます。

小松菜は生で食べてもえぐみが少ないため、スムージーにお勧めです。

スムージーにアレルギーや食事制限がある場合は、適切な代替品を選んでください。

小松菜の摂取方法と注意点

小松菜は、多様な料理に使用することができます。

しかし、食べ過ぎには注意が必要です。

小松菜にはシュウ酸と呼ばれる成分が多く含まれています。

生で食べ過ぎると、おなかを下してしまう事も。

また、カリウムやカルシウムの過剰摂取もカラダに良くありません。

これらのことから小松菜を一度に大量に食べることがおススメではありません。

適量をバランスよく食べる事を心がけてくださいね。

まとめ

小松菜は、葉酸やビタミン、ミネラルな脳に良い栄養が沢山含まれています。

スーパーなどでも気軽に購入することができて、料理のアクセントにもなるのでお勧めです。

煮びたしや、炒め物、スムージーなどの生食等様々な食べ方が出来ます

食べ過ぎは体に良くありませんが、バランスよく摂取して、脳を生き生きと保ちましょう。