認知症予防に良い食べ物はトマトが良い?

認知機能の低下は年齢を重ねる程、実感しやすくなるもの。

予防や症状の進行を遅らせるためには、健康的な生活習慣とバランスの取れた食事が重要です。

そこで注目されている食べ物の一つがトマト。

トマトには多くの栄養素や抗酸化物質が含まれており、認知症の予防に役立つと言われています。

今回は、トマトがなぜ認知症予防に効果的なのか、その栄養素や効能について詳しく解説します。

認知症予防におけるトマトの役割

トマトを食べると医者が青くなるというような表現もあるように、トマトには栄養が太くんさん含まれています!

生でも火を通しても美味しいトマトで、私も様々なお料理に入れています。

トマトのリコピン

トマトには特にリコピンという成分が豊富に含まれています。

リコピンは強力な抗酸化作用を持ち、認知症の原因となる活性酸素を除去する効果があると言われています。

この抗酸化作用はβカロテンや、ビタミンEよりも格段に多いとされています。

また、リコピンは脳の血流改善にも役立つため、老化の進行を遅らせてくれるのです。

油に強いのも特徴の一つです。

抗酸化物質の働き

トマトにはほかにもビタミンCビタミンEなどの抗酸化物質が含まれています。

これらの成分は細胞の酸化ストレスを軽減し、神経細胞のダメージを予防に役立つ栄養素。

認知症は神経細胞に影響を与えますが、抗酸化物質は神経細胞を保護する役割を果たしてくれるのです。

トマトの栄養素と効能

トマトの具体的な栄養は、ビタミンC、ビタミンE、カリウム等。

それぞれの働きについて御紹介しますね。

ビタミンCの働き

トマトにはビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは抗酸化作用だけでなく、免疫力向上やコラーゲンの生成にも関与。

さらに、ビタミンCは脳内の神経伝達物質の生成にも必要な成分であり、認知機能の維持にも重要です。

ビタミンEの働き

トマトにはビタミンEも含まれています。

ビタミンEは脂溶性の抗酸化物質であり、細胞膜のダメージを防いでくれるのです!

また、ビタミンEは血液の循環を促進し、脳への酸素や栄養の供給を改善します。

これによって認知機能の向上や認知症の予防をサポートしてくれるのです。

カリウムの働き

トマトはカリウムも含んでいます。

カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経細胞も正常に働けるようにバランスを調整してくれる栄養素。

さらに、カリウムは血圧の調節にも重要な役割を果たすため、脳血管疾患や認知症のリスクを低下させる効果が期待されているのです。

トマトのお勧めレシピは?

以下はトマトを食べやすく美味しく食べるレシピです。

  • 食材を小さく切る
  • 味付けを調整する
  • 食べ物の形や軟らかさを調整する

これらの配慮を踏まえたレシピです。

トマトスープのレシピ

  1. トマト2個と玉ねぎ1個をみじん切りにします。
  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎを炒めます。
  3. 玉ねぎが透明になったら、トマトを加えて炒めます。
  4. 野菜が柔らかくなったら、水500mlとコンソメキューブ1個を加えて煮込みます。
  5. 15分程度煮込んだら、ミキサーにかけて滑らかにします。
  6. 塩・コショウで味を調え、出来上がりです。

トマトとツナのパスタ

材料

  • スパゲティ:100g
  • ツナ缶:1缶
  • トマト:1個
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 塩:少々
  • ブラックペッパー:少々

作り方

  1. スパゲティをパッケージの指示に従って茹でます。
  2. トマトは一口大に切ります。
  3. フライパンにオリーブオイルを熱し、ツナとトマトを炒めます。
  4. 茹で上がったスパゲティをフライパンに加え、全体が混ざるように炒めます。
  5. 塩とブラックペッパーで味を調えます。

トマトと豆腐のサラダ

材料

  • トマト:1個
  • 絹ごし豆腐:1/2丁
  • レモン汁:大さじ1
  • オリーブオイル:大さじ1
  • 塩:少々
  • ブラックペッパー:少々

作り方

  1. トマトは一口大に切ります。
  2. 豆腐は水切りした後、一口大に切ります。
  3. ボウルにトマトと豆腐を入れ、レモン汁とオリーブオイルを加えて混ぜます。
  4. 塩とブラックペッパーで味を調えます。

トマトを摂取方法と注意点

トマトは栄養価も高く料理もしやすいです。

しかし注意点もあります。

生のトマト

生のトマトはリコピンやビタミンCを多く含んでいます。

特にトマトを加熱するとリコピンの吸収率が上がるため、加熱調理することでより効果的に栄養を摂取することができます。

トマトジュースやソース

トマトジュースやソースもトマトの栄養素を摂取する良い方法です。

ただし、加工品には砂糖や添加物が含まれる場合があるため、できるだけ自然な形のトマト製品を選ぶようにしましょう。

トマトはどのくらいの量を摂取すればいい?

認知症予防のためにトマトを摂取する場合、週に3~4回程度、1回の摂取量として中サイズのトマト1個分を目安にすると良いでしょう。

鮮度や品質に注意

トマトを選ぶ際には、鮮度や品質にも注意が必要です。

成熟した赤いトマトにはリコピンが多く含まれています。また、できるだけ有機栽培や農薬を使用していないトマトを選ぶことも大切です。

まとめ

トマトは認知症予防に役立つ食べ物の一つです。

リコピンや抗酸化物質をはじめ、トマトに含まれる様々な栄養素が認知症の予防効果や認知機能の向上に寄与します。

日常の食事にトマトを取り入れることで、認知症のリスクを軽減することができるでしょう。